ドイツ料理「シュニッツェル」

「シュニッツェル」は、老若男女、みんな大好きな、とても人気のあるドイツ料理です。
ハンマーで、薄く叩いた肉に、小麦粉をまぶし、溶き卵にくぐらせた後に、細かくしたパン粉を付けます。
そして、それを、少なめのバターやラードで揚げ焼きしたドイツ料理がシュニッツェルです。
日本のカツレツのように、多めの油で揚げるという感覚ではありません。

肉をよく叩き、薄くするのがおいしいシュニッツェルを作るコツで、もともと分厚い肉をハンマーで叩き、薄く延ばし、できあがりはかなり大きくなります。
お皿からはみ出た状態で出てくるレストランも少なくありません。
日本のカツレツよりも、肉は薄く、その分、衣がしっかりと付いていて、厚いと感じられるかもしれません。

シュニッツェルは、ビールにもワインにもよく合うドイツ料理です。
ドイツでは、一般的に、子牛のカツレツのことを、シュニッツェルと呼びますが、実際、レストランでオーダーすると豚肉が出てくる場合もありますし、鶏肉を使ったシュニッツェルも、まれにあります。

シュニッツェルには、ピルツ(マッシュルーム)ソースをたっぷりとかけて食べるのが、ドイツでの一般的な食べ方です。
シンプルに、レモンを絞って食べる場合もあり、こちらは、日本のカツレツとほとんど変わりがないと言ってもよいでしょう。
付け合せには、じゃが芋が好まれる場合が多く、レストランでは、フライドポテト、ポテトサラダが添えられている場合がほとんどです。

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ドイツ料理「フリカデレ」

ドイツ北西部に位置する都市ハンブルグは、ハンバーグの故郷と言われています。
挽肉に、玉ねぎ、卵、パンを混ぜて、丸めて焼いたハンバーグは、実は、モンゴルの騎馬隊が食べていた「タルタルステーキ」が原点で、生肉を食べる習慣のないヨーロッパでこれを焼いたのが始まりとされています。
その後、ハンブルグからアメリカに渡ったとされる説が有力です。

このハンバーグ、ドイツでは「フリカデレ」と呼ばれ、非常に親しまれているドイツ料理です。
ドイツで「ハンバーグ」と言っても通じません。
フリカデレは、ドイツ語で、肉団子という意味です。
日本のハンバーグに比べると、若干小さめで、少し硬い、いかにもドイツらしいどっしりとしたものが多いようです。

フリカデレは、ドイツ中、スーパーやお肉屋さん、どこでも手に入りますし、屋台などでは、ドイツのどこでも食べられる、非常にポピュラーなメニューです。
ドイツの家庭では、よく手作りもされています。
塩胡椒で味付けをして、ビールと一緒に味わうのはもちろん、肉汁もたっぷりですので、ソーセージのように、マスタードを付けて、パンに挟んで、シンプルに食べてもおいしいです。
また、トマトソースやデミグラスソースにも非常によく合いますし、少し高級なレストランでは、玉ねぎソースがかかってくることもあります。

現在では、日本でも愛されているハンバーグ、その原点とされるフリカデレ、ドイツ旅行の際には、是非挑戦してほしいドイツ料理です。

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ドイツ料理「マチェス」

北海とバルト海、ドイツで唯一海に面している北ドイツの名物料理は、若ニシンの塩漬け「マチェス」です。
ほとんどが肉料理のドイツ料理の中では珍しく、マチェスは、魚料理です。
特に、陸続きで、鮮魚が手に入りにくいドイツでは、生魚に近いマチェスは、大変貴重な存在です。
ドイツ人が、生魚を食べることはめったにないと言ってもよいくらいなのですが、マチェスだけは例外です。
時期になるとあちこちで、マチェスがパンに挟んで売り出されます。

脂が乗っていて、そのまま食べてもおいしいのですが、クリームソースやサワークリームを付けたり、サラダに入れて食べるのが、ドイツでは一般的な食べ方です。
玉ねぎやサラダと一緒にパンに挟んで食べることもあります。
また、日本では、お寿司にアレンジされたりもします。
若ニシンの塩漬けと言っても、生に近い状態ですので、お寿司の材料としてもピッタリなのです。

北ドイツの中でも、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン州のグリュックシュタットという小さな港町が、マチェスで有名な町で、マチェスの旬、6月から7月になると、マチェスを目当てに、グリュックシュタットに観光客がどっと増えます。
今や、マチェスは、ドイツ人に愛されるドイツ料理で、パックに入ったものは、ドイツ中どこのスーパーマーケットでも1年中手に入りますが、旬の時期に北ドイツで食べる新鮮なマチェスは、格別です。
この時期に北ドイツを訪れて、マチェスを食べないのは絶対に損です。

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ドイツ料理「レバーケーゼ」

ドイツ料理「レバーケーゼ」は、ドイツ南部の郷土料理です。
ドイツ語で「レバー」は、肝臓、「ケーゼ」はチーズを意味しますが、実際、肝臓もチーズも入っておらず、レバーとチーズ以外のあらゆるものを混ぜて作ったというところに、レバーケーゼの語源があるとされています。
しかし、土地によっては、4%から5%の割合で、レバーを混ぜるところもあるそうです。

レバーケーゼは、一般的に、細かく挽いた牛肉や豚肉、ベーコン、みじん切りにした玉ねぎなどを混ぜ合わせ、スパイスを加え、パウンドケーキのような型に入れて、蒸し焼きにした、ドイツ料理です。
ドイツ風ミートローフと言ったら分かりやすいでしょう。
地方や店舗、家庭によって、作り方や材料の組み合わせは異なり、その都度、様々な味を楽しめます。
一般的には、少しあっさりとしたハムに近い感覚です。

レバーケーゼは、ケーキのように好みの厚さにスライスして、マスタードなどを添えて、食べます。
スライスして、フライパンでさらに焼くと、また違った食感が楽しめます。
半熟の目玉焼きを乗せて食べる人もいます。
パンに挟んだものは、「レバーケーゼゼンメル」と呼ばれ、ファーストフード感覚で売られていることもあります。
レバーケーゼゼンメルに使用されるパンは、ドイツでポピュラーなテーブルロール「カイザーゼンメル」が定番です。
もっちりとしたカイザーゼンメルに挟まれたレバーケーゼゼンメル、ビール一緒に食べると、格別ですよ。

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ドイツ料理「ザウアーブラーテン」

ザウアーブラーテンとは、現在、ドイツの国民食の一つにも数えられる、ドイツ料理で、ドイツ国民に非常に人気があります。
ザウアーブラーテンは、実際に、家庭で作られるドイツ料理の定番メニューです。
日本で言う、カレーライスのような位置付けでしょうか。
また、ザウアーブラーテンは、フランケン地方、ラインラント、ザールラント州、シレジア、シュヴァーベンの郷土料理でもあります。
地域によって、少しずつ、材料や作り方が違います。
ドイツ語で、「ザウアー」は酸っぱい、「ブラーテン」は、ローストを意味しています。

この料理は、肉の塊を酢、水、香辛料などを混ぜたタレで、3日から10日ほどマリネしてから、加熱調理します。
ザウアーブラーテンに使用される肉は、現在では、通常、牛肉が主ですが、ライン地方の伝統的なレシピでは馬肉を使用します。
マリネをする調理法は、馬肉の臭みを消すために、必要に迫られて取り入れられたとされています。
また、牛肉や馬肉のほかにも豚肉、鹿肉、マトン、ラムが使用される場合もあります。
ザウアーブラーテンを作る際のポイントとして、可能な限り大きなブロック肉を使うのがよいとされています。

ザウアーブラーテンは、よく煮込まれた肉の塊を、スライスして、果汁やワインを使った甘めのソースをかけて食べるのが、一般的です。
付け合せとして、ザウアークラウト、ロートクラウト、クヌーデルの他、シュペッツレが添えられる場合もあります。

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ドイツ料理「フラムクーヘン」

ドイツ南西部フランスとの国境に近い地域では、フランスのアルザス地方の名物料理「フラムクーヘン」が食べられます。
フランスでは、「タルトフランべ」と呼ばれています。
アルザス地方は、ドイツになったりフランスになったりした過去もあり、「フラムクーヘン」は、立派に、ドイツ料理とも言えるのです。
もちろん、ドイツの他の地域でも、フラムクーヘンはレストランやバーで食べられますし、フラムクーヘンの屋台も出ていることがあり、ライトランチとして、人気があります。

フラムクーヘンは、トマトソースを使わない、とても薄いピザといったところでしょうか。
薄い生地の上に、ベーコン、玉ねぎ、チーズやサワークリームを乗せて焼いたものが一般的なフラムクーヘンです。
サワークリームの代わりに、クワルクを使う場場合もあります。

ドイツ語でケーキを意味するクーヘンが付いているので、甘いお菓子を想像してしまいがちですが、通常、甘くはありません。
(フルーツをトッピングしたデザートフラムクーヘンは、甘いものもあります。)
ビールのおつまみとしてももちろん合いますが、白ワインと一緒に食べるのが最高です。

昔、薪のオーブンが使われていた時代、パンを焼く際に、オーブンの炎が最適になるまでの間、簡単に焼いたものが、このドイツ料理の発祥とされています。
本場ドイツのフラムクーヘンは、超高温で、2、3分で一気に焼き上げます。
焼きすぎると、チーズが焦げてしまい、おいしさ半減してしまいますので、要注意です。

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ドイツ料理「ブルートヴルスト」

古代ギリシャ時代から食べれらていたと言われる、もっとも古いソーセージが、血のソーセージ「ブルートヴルスト」です。
ホメロスの「オデュッセイア」にも、このソーセージが紹介されています。
ブルートヴルストは、家畜を無駄なく利用する料理として、ドイツ以外のヨーロッパや東アジアの牧畜が盛んな地域で、古くから食べられてきました。

ブルートヴルストは、歴史のあるドイツ料理で、ファンも多いのですが、まったりとしていて、非常に濃厚で、くせがあり、ドイツ人にも好き嫌いが分かれます。
ドイツでは、日常的に食べられているソーセージではありますが、日本国内では、ほとんど生産されていませんので、日本では、まだあまり馴染みがありません。
味は、レバーに似ていますが、レバーソーセージよりも濃厚です。
血を使って作られていますので、貧血には効果抜群のドイツ料理です。

ブルートヴルストは、豚を細かく挽き、豚の血と脂肪を腸詰めにしたソーセージです。
血が凝固していますので、暗褐色で柔らかいのが特徴です。
ブルートヴルストの一種ではありますが、肉の代わりに、舌を入れたものは、「ツンゲンヴルスト」と呼ばれ、切り口に、血の黒、舌のピンク、脂肪の白の三色が見える美しいソーセージです。

そのまま冷たいブルートヴルストに玉ねぎを添えたり、パンに挟んだり、焼いて食べてもいいでしょう。
意外と癖になる人も多いので、勇気があれば、挑戦してみるのもいいかもしれません。

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ドイツ料理「フランクフルター」

日本では、太い大きなソーセージを「フランクフルト」と呼び、大変有名となっていますが、ドイツでは、フランクフルトソーセージというのは、フランクフルト地方のソーセージです。
日本のフランクフルトと、ドイツのフランクフルターは、まったく別のものと考えた方がよいでしょう。

フランクフルターは、豚肉を細かく挽いて、羊腸に詰め、燻製させたソーセージになります。
表面は、滑らかな褐色をしています。
正式名称は、「フランクフルターヴュルストヒェン」と言い、日本のフランクフルトとは違い、長さは、20cmから30cmで、細くて長く、やや小さめのソーセージといった印象です。

フランクフルターは、適度な歯ごたえとジューシーさが特徴で、通常、お湯で温めて、マスタードを付けて食べるドイツ料理です。
皮が破裂してしまいますので、温める際には、決してお湯を沸騰させてはいけません。
付け合せには、ザウアークラウトやポテトサラダが添えられます。

フランクフルトが位置するライン川流域は、ビールやワインの産地で有名です。
フランクフルターは、ビールだけでなく、上品なワインにもマッチします。
パリッとした皮が弾ける食感が人気で、あっさりとしていて、ベーシックな味ですので、日本人の舌にも合います。
ビールやワインと共に、フランクフルトのドイツ料理を堪能してみてはいかがでしょうか。

尚、フランクフルターは、通常、2本で1セットですので、注文の際には、2本単位でオーダーしましょう。

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ドイツ料理「カリーヴルスト」

最近、ドイツ中で人気なのが、乱切りにした焼きソーセージにケチャップとカレー粉をかけたカリーヴルストです。
カリーヴルストはドイツ全土で、年間8億本も売り上げがあります。

カリーブルストは、第二次世界大戦以降のドイツで普及したドイツ料理です。
発祥地は、ベルリンとされていますが、定かではありません。
イギリス軍の放出物資として手に入ったカレー粉とケチャップをソーセージにかけたらおいしかった、という説が有力です。
今や、カリーヴルストの屋台は、ベルリン中に無数にありますし、ベルリンでなくても、ドイツ中、どこでも食べることができます。

カリーヴルストは、レストランで食べるというよりは、屋台などで、焼きたてを買い、熱々のうちに食べるスタイルが一般的です。
大変シンプルなドイツ料理ではありますが、お祭りがあると、歩きながら、カリーヴルストを食べている姿が目に付きます。
日本のたこ焼きといった感覚でしょうか。
屋台でカリーヴルストを注文すると、フライドポテトがついてくる事が多く、軽食ながら、お腹も満たされます。

カリーヴルストをピックで刺すと、ソーセージの中から肉汁が飛び出し、ジューシーで、少し甘いケチャップ、そして、スパイシーなカレーと非常によく合います。
ビールのおつまみとしてもピッタリです。

現在、ドイツの書店には、カリーヴルストの本が数多く並び、ベルリンには、カリーヴルスト博物館もオープンしたほどで、カリーヴルストは、ドイツの国民食とも言えるドイツ料理となっています。

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ドイツ料理「テューリンガー」

ドイツ料理として忘れてはならないのが、ドイツで人気ナンバーワンのテューリンガーと呼ばれるソーセージです。
テューリンガーソーセージは、ドイツのほぼ中央、テューリンゲン地方のソーセージです。
テューリンガーは、現在では、テューリンゲン地方でなくとも、ドイツ中、どこへ行っても食べられるほど、愛されているドイツ料理です。

テューリンガーは、豚肉ににんにくを練りこんだ、あっさりした、長細いソーセージで、テューリンゲンで作られ、規定の原料を使用していないと「テューリンガー」と名乗れないという、厳しい決まりがあります。
「テューリンガー風」と表記してあるものにご注意下さい。

テューリンガーは、香ばしい焼きソーセージで、炭火で焼くのが伝統的な焼き方です。
炭火の屋台やバーベキューで、焼きたてをパンに挟んで、マスタードを付けて食べるのが、テューリンガーの王道の食べ方と言えます。
テューリンゲン地方は、緑の深い、広大な森に囲まれた地域です。
厳しい森の冬、炭火で焼いたソーセージが、テューリンゲンの始まりなのでしょう。
ドイツでは、最近、電気のプレートで焼くソーセージ屋台も多い中、本場のテューリンガー地方では、伝統を守り、炭火焼きの屋台がほとんどです。

少し焦げるくらいにしっかりと焼き、中からじゅわっと肉汁が出てくるのが、たまらなく美味です。
日本人には、塩気と香料が若干きつく感じられるかもしれませんが、ビールとの相性はピッタリです。

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